五条から御所まで歩いて行った
その日の装いは着物だった
御所に向かって歩いている途中草履の鼻緒がとれた
履物としての機能を失った
見学開始時間の40分前だった
何とかしようと足袋で歩いて近くのコンビニでヘアピンを買ったけど
応急処置できなかった
しかも安物の草履なので鼻緒を修理してもらうこともできない
見学をあきらめて京都迎賓館に電話して予約をキャンセルした
本当は予約時間を変更したかったけど当日の変更はできないとのことだった
何のために京都まで来たのかわからなくなり悲しくなった
とりあえず草履を買うためにタクシーに乗りそのまま運転手さんの知っている一番
近場の草履屋に連れて行った貰い、4000円の修理不可なビーチサンダル的な草履を買った
タクシー料金1メータのお店を教えてくれた運転手さんありがとうございます。
近場でのタクシー利用に対して謝罪したけどものすごく優しかったので助かりました
京都のタクシーの運転手の方は優しい人が多い気がする。近場でも嫌がられた記憶がないし
道に迷った時にものすごく助かる
買った後で今後の草履をはき続けても修理もできないのでなんかもやもやした気持ちになった
(デザイン的にはそんなに悪くないけど履き心地が良くない。1分で選んだ私が悪いけど)
新し草履をはいて近くにあった大丸デパートに行きそこの草履売り場に行った
京都とは言え今のデパートの呉服売り場はなんかさみしい
お客がおらずがらんとしていた(てか店員さんもいなかった)
京都という土地柄高級で品のいい仕立ての着物や礼装用小物が多く、おしゃれ着としての着物や小物は少なかった
その中でもデザイン的に素敵な草履があり1.7万というデパートで売られているものにしてはお手ごろなのもあり購入した
(もちろん修理できる)
お店の人にタグを取ってもらい履いて店を出た(履いていたものは紙袋を貰ったのでそれに入れて持ち帰った)
いいものが買えたのでちょっとうれしかった
次の日手入れをしていたら草履の材質が分かり、底の草履の部分は牛革、鼻緒は絹とわかり
品質的にいいものだった
とってもお得な買い物をしたと思うとうれしく思った
京都のデパートの呉服売りは大阪のデパートよりも置いてあるものが個人的には好み