妹から借りた本
沢村貞子さんの「わたしの台所」
- 価格: 704 円
- 楽天で詳細を見る
物凄く面白く心温まるエッセイ
沢村さんの素朴にしなやかでさりげない美学を感じる暮らしがとても素敵
生活の知恵あふれる暮らしっぷりには尊敬以外
そして何よりもすごいのは沢村さんは暮らしを整える家事を決して女性の仕事としていないところ
明治生まれで女性の権利なんて言葉がまだなかった時代に育ったのにも関わらず下記のようなことを書いている
それにしても、素敵な暮らしにかかせない大切な家事を何故、女の人にだけさせようとするのからしら。男の子にも小さいときから良く仕込んでおけば、男やもめにウジがわくこともないだろうし、年をとってもすることもなく。いたずらに家の中をウロウロするみじめさを味わわなくてすむだろうに......
沢村さんのこの言葉は共働き必須の令和における暮らしを営む上でとても大事なことだと思う
暮らしを営むために必要な家事を軽視してはいけないとも築かせてくれる
外で働き金銭を得ることも大切、暮らしを営むための家事の大事
どちらも大事でどちらかより大事なんてことはなく仕事、家事両方とも大事なことである
「働いている人」、「家事をしている人」両方への尊敬を持つことが暮らしを営む上での基本かと
(余談)
エッセイで糠漬けの話で酵母としてぬか床にビオフェルミンを入れたとあったがそれは酵母ではなく乳酸菌ではと突っ込んでしまった